低迷がメディアでささやかれているいきなりステーキが~3/31までのキャンペーンをスタートさせました。
一次はアメリカでも上場していましたが、上場の廃止申請も行うなど経営は大変のようです。
国内店舗もたくさんの閉店を発表しており、今後の復活に今回のキャンペーンがきっかけになればいいですね。
まずは、今回のキャンペーンから見て行きましょう。
US産黒毛アンガス牛ダブルサーロインステーキフェア
US産黒毛アンガス牛ダブルサーロインステーキの200gが2枚のセットです。
200gを2枚食べるのと比べると320円、得になる値段設定だそうです。
しかし、同じアンガス牛サーロインを2枚も食べるのか疑問です。
そもそも、ランチのステーキで言えば、食べ終わるころには冷たくなるとか、同じ味で飽きるなどで店離れが進んできている理由もあります。
そこに来て、200g×2枚のセットが爆発的に売れるかがキャンペーンの成功のポイントと思います。
キャンペーンの対象店舗は、東京都内の30店舗以上だそうです。
いきなりステーキ閉店あいつぐ
ステーキを手軽に食べることができるお店として、短期間に全国に店舗数をのばした「いきなりステーキ」ですが、2019年後半から閉店が進んでいます。
2020年中に74店閉店すると2月26日に開催した決算説明会で明らかにした。
出店計画は2店舗とほ出店はないのと同じ。
既存店売上高は前年比30%以上の下落で、不採算店の閉店によりグループの立て直しを図る考えだ。
19年11月、採算の悪化した44店の退店を決定していた。
今回閉店する74店にはその一部も含まれており、内訳はフランチャイズチェーン店舗が26店、直営と委託運営の店舗が48店舗となる。
今後、主力メニューの簡素化や、地域ごとのキャンペーンなど既存店のテコ入れに取り組む考えのようです。
今回の「US産黒毛アンガス牛ダブルサーロインステーキフェア」もV字回復プランのひとつと考えられます。
自己資本比率は19年12月末時点で2%にまで悪化している。
同月には行使価格修正条項付きの新株予約権を発行して69億円の調達をめざしており1月から順次行使されている。
退店数が増えれば、退店コストや減損が発生し、さらに資金調達が必要になるかもしれません。
いきなりステーキまとめ
ちょっと前に、いきなりステーキの社長からこのようなメッセージが各店舗にて発信されました。
「お客様のご来店が減少しております。このままでは、お近くの店を閉めることにます。」
このメッセージで、お客さんが入り続けると思っている時点で、ダメなのかもしれません。